ドクターハラスメントとは?
医師による患者への嫌がらせ「ドクハラ」
ドクターハラスメントとは、医師による患者への嫌がらせのことを揶揄する造語・和製英語。短縮して「ドクハラ」ともいう。
帝京大学出身の外科医・土屋繁裕が使用し始めた。ここでいう嫌がらせとは、看護師を含む医療従事者の患者に対する暴言、行動、態度、雰囲気をも含むものである。悪意の有無、合理的理由の有無を問わず、患者が不快に感じればドクターハラスメントである。ドクターハラスメントは患者を無力化させ、孤立させるため、ときには心的外傷後ストレス障害 (PTSD) につながることもある。
 
土屋医師は自身が癌の治療や告知をしていく中で、医師のトークスキルや気配りの必要性を感じはじめカウンセリングを学んだ。一般社会の対人関係における常識が、医療の世界では通じない場面が多すぎると語っている。医師の仕事の9割は「トーク、話し」であると言う。 がん相談医として、一般には露呈されることのない様々なドクハラの実態を知った。特に患者側からセカンド・オピニオンを申し出にくい医療界の雰囲気に触れ、レントゲンなど「医者側のデータの出し惜しみ」もドクハラに含めた。
ドクハラ医師が増える原因として、医師(医学の玄人)と患者(素人)の間におけるパターナリズムや、患者から感謝される機会が多くしだいに奢ってしまう心理状況、親や先輩の影響で自分達が特権階級だと勘違いしてしまう狭い価値観、医療社会の閉鎖性、あるいはマンパワー不足の現在の医療制度問題、医師としての評価に患者からの信頼度が含まれないなど、様々な要因があるとしている。
ドクハラは特にブランド病院や大学病院などの大病院で起こりやすいと言う。改善策として、「患者自身が声を上げる事(ICレコーダーでの会話録音や病院への投書、あるいは医師に直接言う)」や「若い医師(医療従事者)の良心や意識改革」が必要であると言う。
 
土屋繁裕
福島県出身の外科医。外科医である父の影響で、医師を目指す。医師が無神経な言動で患者を傷つける行為を「ドクターハラスメント」と呼び批判するなどメディアで積極的に発言、歯に衣着せぬ茶髪の外科医として知られた。 モットーは「切られたい人は誰もいない、どこまで残せるかの手術を諦めない。」

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