ドクターハラスメントとは?
医師による患者への嫌がらせ「ドクハラ」
ドクターハラスメントとは、医師による患者への嫌がらせのことを揶揄する造語・和製英語。短縮して「ドクハラ」ともいう。
帝京大学出身の外科医・土屋繁裕が使用し始めた。ここでいう嫌がらせとは、看護師を含む医療従事者の患者に対する暴言、行動、態度、雰囲気をも含むものである。悪意の有無、合理的理由の有無を問わず、患者が不快に感じればドクターハラスメントである。ドクターハラスメントは患者を無力化させ、孤立させるため、ときには心的外傷後ストレス障害 (PTSD) につながることもある。
 

ドクハラの例

人間失格型 - サディスティックに患者の心を傷つけ、無力化・孤立化を狙う。

大学病院などで、患者を「サンプル」「データ」扱いする。
手術後の若い女性に対し「こんな身体じゃお嫁にいけないね」、落ち込んでいる患者に対し「そんなくよくよした性格だから病気になるんだ」
「私が信用できないなら他へ行って」などの発言や、誤診を疑いセカンドオピニオンを求めた患者が戻ってくると「どうしてそんな所に行ったんだ」等、患者の選ぶ権利を無視する。

ミスマッチ型 - 患者の状況を理解せずにちぐはぐな言動をする。

妊婦に対し、出産で苦しい状況下で「昔だったら死んでたよ。良かったね」
「もう子供は作らないだろうから子宮はいらないでしょう」

脅し型 - 知識の差を盾にし、脅して治療に服従させる。

「急いで手術をしないと治らないよ」、「(目が)見えなくなってもしらんぞ」「全摘手術じゃなければ死ぬよ」「この間の(同じ症例の)患者は死んだよ。あなたも同じことになるだろうね」
QOLを訴え抗がん剤を拒否した患者に「死んだらQOLもなにもないでしょう」等

ゼニゲバ型 - 患者の治療や回復よりも病院の利益を優先する。

必要のない手術、高額な保険外治療を必要不可欠かに見せかけ薦める。
薬を大量に出すが、薬の説明は一切しない。
「老人は金にならないから早く退院させよう」

子どもへのドクハラ型 - 子ども自身や、子供の治療時に親に向かって行う。

食欲がない子供に対し、「食べなきゃ死ぬよ」など怖がらせる。
「母親がそんなだから子供が病気になるんだ」「お子さん嘘ついてるでしょ? 愛情不足でも痛いっていいますし」「育て方が悪い・母親失格」等。

セクハラ型 - 産婦人科などで女性を傷つける

乳ガンの触診で「大きいおっぱいして」、「帝王切開だったから、まだ(膣の)しまりがいいな」
「遊んでいるからこんな病気になるんだよ」、逆に容姿があまり良くない患者に対し「妊娠するような覚えないでしょ?」など。
  流産のケースで「あーもう死んでますねー。心臓動いてないし」「お子さん、女の子“だった”ね」等。

告知型 - 患者やその家族を絶望に淵に突き落とす。

治る可能性のない患者に対し「どうせ助からないんだから無駄なことはしない」や、治る可能性のある症例に対し「もう一生(絶対)治らないよ」等絶望に追い込む発言をする。
「死にはしないけど、長生きはしません」「もって一年ですね。長生きしたんだから寿命です」等。